検索
ベスパ ET3 エンジン修理
- ねこだんな
- 2016年7月2日
- 読了時間: 2分
ベスパ125 ET3のエンジン修理です。
キックが降りないとの事で業者様からのご依頼です。

焼き付きかなと思ったんですが、
フライホイールを逆転させると何事も無かったかのようにキックが降りました。
ピストンとシリンダーが無事なので、
取りあえずバラして原因究明をします。

右側のクランクケースを外すと3速カウンターギアが欠けています。
破片が詰まってロックしていました。
車載状態でミッションを触れるのってNSR250のカセットミッションを思い出しますね。

ついでにエンジンを降ろして左のサイドシールも交換します。
右サイドシールは交換が容易ですが、左シールはここまでバラさないと交換できません。
交換する良い機会です。

左サイドシールが新しくなりました。
自分用のベスパを買ったら一番に交換したい部品です。

新品の3速ギヤを組み込みます。
ギヤは全部交換してクリアランスがどうとか、それも良いんですが、誰しも予算と言うものがあります。
ここは予算と相談して出来る範囲で作業します。
動作に支障が無ければ良いんですから。

シフトの切り替え等、異常がなければこのまま組み付けていきます。
簡素化されたとても良い構造のエンジンです。

無事に組みあがりました。
試運転も異常なし。
ありがとうございました。
Comments